競争力の高いブランドをどう作っていくかという観点では地域の優れた商品、伝統ブランドであっても時流に合致したデザイン性の確保や消費者のライフスタイルにマッチしたデザインの創造が重要です。
ここでいうデザインとは製品自体のデザインでもありますし、パッケージ、梱包のボックス、ギフト箱など中心となる商品をいかす総合的なデザインコンセプトです。特に重要なことは商品のコンセプトを端的に示す基本カラーの設定です。
現在はわかりやすく言うと物あまり、類似商品氾濫の時代ですし、世界的な競合が続く時代ですからコンセプトの見える化が大切ですし、その点からデザイン特にカラーのインパクトがとても重要な成功キーワードになるのです。
そういう視点で見てると多くの商品が品質は良いものの、昔ながらのパッとしないデザインや陳腐な商品名のまま商品を放置しているから国内、国外の評価が高まっていないという現実が見えてきます。成熟化とはファッション化時代への突入を意味し、車でも口紅でもインテリアでも時代性にあったカラーリン
グや室内空間、身の回り品との関係においてカラーマッチングデザインマッチングが乏しければ購買の衝動を呼び起こせなくなっているわけです。
また本来、ユニークな商品はデザイン的にもその展開がユニークであることが望ましいわけです。メーカーの独自固有の長所を活かした独自固有のデザイン性の確保にもぜひ目を向けて欲しいと思います。
- Newer: 流通業はREMODEL発想で!
- Older: ブランド作り② ターゲットの捉え方、見つけ方
Comments:0
Trackback:0
- TrackBack URL for this entry
- http://oka.secret.jp/cgi-bin/mt-tb.cgi/55
- Listed below are links to weblogs that reference
- ブランド作り③ コンセプトをデザイン化する from 経営コンサルタント 岡 聡