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船井流「店長」大全が出た!

船井総合研究所は流通業のコンサルティングで有名になりました。今では流通業にとどまらずサービス業や学校法人、非営利団体まで幅広い分野のコンサルティングやリサーチを行う会社となりましたが、原点に立ち返るために大全シリーズを発行しています。すでに第一弾として船井流「集客」大全が発行されていますが、この度、第二弾として船井流「店長」大全という本を刊行しました。


「店長」大全は9名の実務コンサルタントが10章にわたり小売業・サービス業の店長とはどういう存在であるべきなのか、具体的にどのような業務に取り組めばよいのかをご説明し、338ページという分厚い書籍ですが、私も第一章とコラム部分を共著で執筆しています。「戦略」的視点を忘れずに仕事をしていますが、毎日の現場コンサルティングは「戦術」「戦闘」の連続です。直接、業務に取り組めないからこそ、店長に店舗全体の方向決めをしてもらい、なおかつ確実に店舗貢献利益をたたき出してもらうためのマネジメント力まで身につけてもらわないと我々は仕事になりません。そのような毎日の取り組みが仕事になったことはとてもうれしいことです。この書籍では店長のマネジメントを語るだけではなく、売場作り、採用、教育など多岐にわたる日常業務のコツをズバリ説明しています。自身も船井総研に入社前は実家のディスカウントストアの店長であった社長の小山政彦が巻頭の推薦の言葉で本書の特徴を紹介していますので以下に抜粋でご紹介します。

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本書で定義する「店長」とは「ミニ経営者」のことであります。今後、企業経営におけるそうしたミドルポジションの必要性、そのポストに求められる能力は、ますます高まっていくと断言することができます。また、トップである社長自身についても、「いかに店長になりきるか」が問われていると言えるでしょう。消費環境が冷え込む一方で、過去最高の業績を発表し、顧客支持率や株価を大きく伸ばしている企業を新聞やニュースでご覧になっていることと存じます。そのような企業を見ると、トップが現場に下り、「店長」と同じ視座に立って、顧客視点(川下)から自社をよく眺め、とことん基本に立ち返ったサービスを打ち出している、という共通項が見受けられます。こうした実態からすると、今の時代「店長」というポジションを本当の意味で機能させるには、トップ同様、全方位的な視座と動きをとらないとうまく務まらない、ということが改めて実感できます。同時にトップ自身も、「自分の専門分野だけの知識」に偏っていたのでは、本来、お客様にたっていただけるはずの潜在的な顧客との関係強化はままならない、ということです。

今日、米国発のマーケティングやマネジメント等における学術的な書籍や論文・理論が輸入、翻訳されている一方、我々日本人による我々自身に適したマーケティングやマネジメントの具体策を説いた実務書は、それほど多くないところも気になるところです。
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以上の推薦の言葉に著者9名の思いもまさに集約されています。リアル店舗だけでなくWEBの店舗の店長や店長を目指している方にぜひ読んでいただきたい内容となっています。そして店長だけでなく経営者の方もぜひ一度読んでいただきたいのです。ネット書店で「店長」大全と検索すればお探しいただけます。

最後に、付け加えて前作の「集客」大全は船井総研得意の販促に集中特化した内容でスムースに発行できましたが、「店長」大全はあれも言いたい、これも説明したいと大論争となり、予定を大幅に伸ばして約8ヶ月の期間、執筆、修正を続け続けてやっと発行された船井総合研究所初の総合的な店長本であると追加してご説明しておきたいと思います。 

  • 作成:2009-12-15 (火) - 岡 聡コンサルタントブログ
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