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船井総研も新しい時代の準備をスタート

先日、船井総研では月2回の会議の中で、社長が話をする時間があります。来週の株主総会で社長在任10年となる小山政彦社長が会長に、そして新社長には高嶋栄副社長が就任する予定です。

そういう背景の中で船井総研はさらに、時代対応した新しいコンサルティングを展開していくために色々と準備をすすめています。とはいえ、何よりも一番大切なことは幹部の一体化を推し進めること。クライアントの業績向上のコツが一体化であると提案をしている以上、われわれ自身がこの節目の時期によい意味で強固な一体化を実践して楽しい仕事づくり、企業に自信をみなぎらせるサポートをすすめていくことが大切であるはずです。

小山社長はとても潔い経営者であり、会長になったら基本的な仕事は高嶋新社長以下の役員に任せ、余計な口出しはしないと宣言しています。そして毎月の会議の時の話も3月を最終とすると発表しました。船井総研はとても忙しい会社で、主要メンバーは月2回の会議+数日しか事務所には出社できない状況であり、その会議の中での小山社長のマーケティングや経営についての講和は社員の思想やコンサルティング指針に大きな影響を与えてきました。人間味がありながらも切れ味のよいシャープな話を聞く機会が減るのをとても社員は残念に思っています。もちろん、なんらかの機会を設けられ小山社長のマーケティング論を聞くことは可能となっていくのは間違いないのですが、やはり幹部社員はとても寂しいと思っているのです。

創業者の船井幸雄社長も、多忙の中、月2回の会議で全社員に向けて話をすることをとても重視されていたことは有名な話です。転職組みがまず驚くのが直接、経営者が時間をとって自分の言葉で社員に語ることを船井総研が重視しているという姿勢です。この姿勢と社員を役職名で呼ばず、全ての人が「さん付け」で呼び合う体質と環境が、自由で伸び伸びとした会社の社風につながっているのだと思います。

東証一部上場企業の中でも相当、社員の仲がよい会社だと思います。その良き体質を守りながらも、われわれ幹部は小山社長が得意としてきた、これからの時代を予測し、自らも手を打ちつつクライアント企業には経営の指針を与えていくという仕事をやっていかなければなりません。

並みのコンサルタントはよく講演などで「当たり前の話ばかりしている」と言われます。ところが、小山社長の話には、ほとんど当たり前の話がありません。独自の視点が満ち溢れています。独自固有の長所という言葉を作ったのは小山社長なのですが、まさに小山政彦社長自身の行き方が独自固有の生き方なわけです。

3月もあと一週間で終わります。この時期は新学期を控えて身が引き締まるフレッシュな季節です。われわれ船井総研もさらにフレッシュな気持ちで不景気をぶっとばしたいと思います。

  • 作成:2010-03-24 (水) - 岡 聡コンサルタントブログ
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