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激しい環境変化に打ち勝つ体質作り

ヨーロッパでは氷河の下の火山が爆発したということで空港が閉鎖され、大混乱が起こっている。タイでは親タクシン派の勢力のデモで中心部が大混乱となっている。そのほかにも地震やテロも昨今頻発している。ヨーロッパの空港の閉鎖は旅行者に被害を与えるだけではなく、確実に航空会社の経営を圧迫している。それでなくても1日に数億円の赤字が平気で出る航空会社である。JAL、ANAともども災難という一言ではすまないぐらいの被害である。昨年の不景気や新型インフルエンザ騒動の被害から立ち直りつつあった旅行社も雲行きが怪しくなってきている。

このような環境変化は外的要因だから、自社の経営力をいかに高めても防げないことが多い。しかし企業経営者としては、ふってわいたアクシデントの1つや2つで会社がおかしくなってはたまったものではないし、言い訳をしてもしかたない。経営体力を高めて資金の蓄積を行っておくことは、もちろん経営破綻を回避する上で大切なことである。しかし、このような地球環境変化の変化などのリスク以外にもたくさんのリスク要因が増加している。狂牛病や鳥インフルエンザ、サーズや新型インフルエンザ、自動車会社のリコール問題などなどである。

問題は、アクシデントが起こったときに初めてビックリするようなことをしてはいけないということなのである。普段からどのような考え方で経営を行い、会社と従業員を守り、お客さまに対してどのような姿勢を保ち続けるかを真剣に考えて経営者や幹部は変化対応していかなければならないのだろう。ましてや100年に一度の経済危機や、明治維新や第二次世界大戦に匹敵する社会の変化、人口増加から縮小への転換など、大変な時代であるわけであるから、これまでと同じ発想と同じ行動で良しと考えている方がのんき過ぎるわけなのである。

まことに厳しい時代がやってきた。しかし、そのような環境変化は新しい産業や商品、サービスを生み出すことにもつながる。新興企業や中小企業には新しい事業機会も提供する。ものは考えようでもある。
いろいろなことがおこる大変な時代こそ、経営トップは明るい未来を信じて経営にとり組まねばならない。経営コンサルタントの自分自身、どんな突発的なことが発生しても、正しい経営アドバイスをして常にプラス発想のサポートをしていくことが必要だと思う今日この頃である。経営の迷い事、迷いごとにも全力で何でも応える力をコンサルタントはつけねばならないと思う。

  • 作成:2010-04-22 (木) - 岡 聡コンサルタントブログ
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