船井総合研究所では年1回東京本社、大阪本社の社員が集まって全社研修会を1泊2日で開催しています。年度の中間に幹部を中心とした研修会があるのですが全社員が集まるのは1度だけなのです。
この研修会では前年の優秀社員を表彰したり、新しい年度の各部方針が発表されるのですが、本年は創業者である船井幸雄最高顧問が来られ話をされました。船井幸雄最高顧問は最近、数年来の病気のため、話を聞く機会が減っているため社員は全員お会いすること、お話を聞けることを楽しみにしています。
今回の船井幸雄最高顧問のお話とテキストでは
内容 今年前半 今年後半 来年~2014年
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株価 上る 上る 下がる
為替 円高気味 円高 ?
金利 上る 上る 上る
債権 横ばい 下がる 下がる
物価 下がり気味 一部上がりだす 上る
ゴールド 上る 上る 上ると思える
ということがかかれています。色々なアナリストや評論家が様々な予測をしていますが、一致しているのは2012年に大きな変化が当然のように起こる。その原因は6カ国協議に参加している、アメリカ、中国、ロシア、北朝鮮、韓国、すべての国家の代表が交代(あわせてフランスまで)、惑星直列のごとく
一度にリーダーが変わることによって否応無く社会に大きな変化が訪れる。そう考えることの方が自然だというものです。
国の政策を左右する国家の代表がこれだけ交代すれば、経済政策、外交政策、軍事戦略、資源戦略なども全て変わってくるはずです。マヤ暦の問題以前に今の世界からは思いもつかなかった大変化が到来する確率が高いわけです。もちろん、怯えていて何もせず、ただただ守りに入るのが一番だめだと思いますから、自分なりの尺度で物を考え、自分の責任範囲で決断し、その責任範囲の中で為すべきことを最大のパフォーマンスで実現できるように努力することが重要なのだと思います。環境変化を恐れる以前に自分の思考軸、行動軸を持つことの方が大切です。
不透明な時にはどこかに良い見本が無いかなと探してもわかりやすく安全パイの見本はあまりありません。実際にはあるはずなのですが、ハッキリとは見えないのだと思います。だからこそ、不安な気持ちでただただ成功事例を考えるのではなく、大局を見つめ、自分の考え方、生き方をハッキリさせることの方
が重要なのだと思います。
そういうことを考えるのが恒例の研修会です。普段、目先に事に追われる生活をしがちなのですが、不思議と船井幸雄最高顧問がいらっしゃると人間の使命であるとか、本物の生き方を考えさせられます。ありがたいことです。しかし来年~2014年の為替が?になっているのが、気になります。私なりには次の覇権国家がここまでに決定する。その覇権国家によって為替の政策も日本の立場も大きく変わってくるということなのだと理解しています。日本がだらだら守りに入って衰退するのは全国民が期待することではありません。私たちコンサルタントは日本の企業を応援すること。日本流の経営の良さを再認識し、強めることで企業の自信回復、経済の回復に寄与していくのが使命と心し、一年間取り組んで生きたいと思います。
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- 船井総合研究所の全社研修会2011 from 経営コンサルタント 岡 聡