バレンタインデーにはチョコレートというのが日本の”常識”です。幼稚園の女の子からOL、お母さんまで女性の一大イベントとして定着しています。1年間の需要の半分程度をバレンタインデーの商戦でこなす洋菓子店まであるそうですから相当な賑わいです。
しかしもともとの欧米のバレンタインデーは愛するヒトに贈り物をするという風習です。ところが日本ではチョコ需要の争奪戦が繰り広げられているわけです。チョコ以外にも、サントリーが可愛い熊のパッケージの洋酒のギフトを贈ろうというような企業努力を続けてきていましたし、スーパーではハート型のコロッケをお父さんに贈ろうというような需要喚起のチャレンジも行われてきました。
そのような状況の中で業界をあげて新しいマーケットを創造しようという試みが始まりました。それがフラワーバレンタイン(FVT)というものです。これは花業界全体で”バレンタインデー”には愛するヒトにお花を贈りましょうという提案です。
http://www.flower-valentine.com/
10年先の花業界のことを考えて女性に限らず、男性も含めて愛するヒトにお花を贈るという新しい需要の創造しようという挑戦です。
阪急梅田のフェニックスさんでも大規模なイベントがあると、お世話になっているクリエイティブ・フラワー・コーポレーションの磐野さんから連絡があったので、バレンタイン当日に見にいってきました。
巌野さんがちょうど店頭で道行くヒトに、お花を贈りましょうと呼びかけていました。頑張ってますねぇ。
この素敵な試みが10年後、20年後に日本に定着するように祈りたいものです。
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- フラワーバレンタインの挑戦 from 経営コンサルタント 岡 聡