【4対8の守備の原理】 船井流キーワード 207
「敵が攻めてきたとき、守備側に敵の40%以下の力しかなければ、普通は争うだけムダである。あっさり城をあけ渡そう」ということだ。事実、相手の4割以下の力で戦うことは、完敗を意味し、二度と立ち上がれなくなるまでたたきのめされるのが普通である。この場合は多少悔しくても城をあけ渡し、力を温存して後日を期したほうがよい。
岡の解説
4対8の力関係はランチェスター戦略でいう確率戦闘A'の二乗-Aの二乗=E(B'の二乗-Bの二乗)となります(A’…Aの初期兵力数 A …Aの残存数 E …武器の性能、効果 B’…Bの初期兵力数 B …Bの残存数 戦闘力=E×兵力数)。
つまり8×8=64、4×4=16、となり戦力比は64対16=4対1(相手の一人当たり受けている攻撃量は 1 / 8 × 4 = 4 / 8 こちらの一人当たり受けている攻撃量 1 / 4 × 8 = 8 / 4)。 残存数は64-16=48 √48=6.93となります。これは自分たち4人が全滅した時、相手は6.93人残るということです。つまり相手はほぼ1人しか死なないということです。このように2倍の兵力差は戦力比でいうと4倍となるわけで、圧倒的に不利な戦いに無手勝流で挑むと犬死になってしまうということなのです。
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