【2対10の安全の原理】 船井流キーワード 209
「同一市場において数多くのものが競合する場合、自分の力が一番の力の20%以下なら、競合者は自分のことを問題とせず、見逃してくれる。したがってかえって安全である」ということを意味する。力がないときは、この原理内で情報を探り、布石し一挙に一番の3倍以上の力で攻め込むのが定石である。
岡の解説
同一市場に2者以上存在するわけですから、その関係はシェアの理論でいうと2÷12=16.66%以下、10÷12=83.33%以下ということになります。2者とすると一番は独占シェアをとっています。そしてその差は5倍です。ここまで差が開くと一番の企業は圧倒的な存在となり、自らがいつでもこちらを自由にコントロールするポジションにあり、生死を握っていることがわかるため逆に慌てて攻めてこないということです。ですから一番を脅かす近い存在よりもかえって安全なのだという考え方です。これは油断をして見逃してくれているということが前提となっている考え方です。
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