【日本の組織運営法】 船井流キーワード 324
全員が全体を知って、全員が質の高い愛社精神を持ち、自分の組織体を愛している。改善型人間の集団。日本のビジネスマンは、自分が勤めている会社がどういう会社で、どんな仕事をしていて、将来に向けてどう動こうとしているかを、みんな知っている。そんな環境の中で全体に対する愛情がまずあって、質が非常に高くて、改善志向も高い。
岡の解説
日本型経営では昔から学校の教育に加えて企業が社員の教育をするというのが当たり前です。そして全員参加で会社全体を良くしていこうと動くわけです。グローバリズムの流れの中で日本型経営以上に欧米型の経営の効率の高さに目を奪われることもあるはずですが、求められる仕事だけに取り組み、求められている分だけの給与をもらい生活をする状態では成長も限られます。自分を殺して全体を活かすというような全体主義には問題がありますが、愛社精神に基づいて、全体を良くする思考の中で日々の業務に取り組めば、企業の一体化と一貫性が高まることは間違いないことだと思います。世界で偉大と呼ばれている企業、エクセレントカンパニーと評される企業の多くは良く見てみると、その経営法の中で、日本型の組織運営と類似している点少なからず存在することも知っておきたいことだと思います。日本の組織運営法が古いと考えるのは間違っていると言えるでしょう。
■船井幸雄先生の最新書籍
Trackback:0
- TrackBack URL for this entry
- http://oka.secret.jp/cgi-bin/mt-tb.cgi/551
- Listed below are links to weblogs that reference
- 【日本の組織運営法】 船井流キーワード 324 #funai365 from 船井流成功法 by岡 聡