【小売の競合への強さ】 船井流キーワード 334
一般消費者(お客様)は、決して小売店へ喜んできているわけではない。世界の先進国を見ても、日本でも、所得と教養レベルが向上すればするだけ、レジャー時間が増え、ショッピング時間が減少している。小売という一つの機能をとっても、客に近づくほうが、客をひきつけるよりはるかに競合にも強い。これは客にとって、「店へ行くことは、できれば避けたい」ということの証拠である。
岡の解説
社会が豊かになり、成熟化すればするほど小売商売、物販はだんだんと難しくなっていくものです。生きていくために必要な買い物時間のウエイトは金額ウエイトとともに低下していくからです。逆に生活を豊かにする商品の買い物が増え、一日の使い方も豊かさを実感できる時間ウエイトが増加するのです。そうなると買い物時間を短くしたい、できれば買い物には行きたくないという部分がでてくるわけです。このような状況の中で顧客の奪い合いを行う状態になればなるほど、無理やり引き付けるよりも顧客が喜んでいきたくなる状態をつくること、店側が積極的に顧客に近づいて買い物の心理的負担、時間的負担などをとりのぞいていく工夫が必要になってくるのです。
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