強く動く意志を持とう！

年々、年末年始らしさがなくなってくるご時世ですが、それでも新しい年の始まりは気分がとてもよいものです。「旧年中はいろいろ良いことも悪いこともあったけれど、よし！今年こそは何か大きなことでもしてみよう！」と多くの人が考えます。一年の計は元旦にありと意気込んでも、なかなか実行できず、今年もまた三日坊主で終わってしまったというような経験を持つ方も多いでしょう。

それでも小学生や中学生の間は学校で新年の行事などが多くあり、身を引き締めて新しい一年に取り組もうということになるわけです。ところが社会人になると多くの会社は事業年度のまっただなかですし、経営者や大幹部でもない限り年初の挨拶や方針発表はしないですむものです。われわれ船井総合研究所は決算月が１２月末ということで事業年度と暦がリンクしているため、必然的に一年の計がイコール新年度の事業への取り組みになります。また過去オール善の姿勢で生成発展していくという船井総研のスタンスの関係からクライアント企業や一般の会社以上に、新年の誓いを考える機会が多いものです。

今年は仕事始めの５日から東京・台場のホテル日航で二日間の全社研修があり、社員全員で新しいチャレンジをしようと社長の小山が自ら音頭をとって話をしていました。

社長の小山は以下の７つの項目を変えていこうと話をしました。

１）躾・マナー　
２）テーマの深耕　
３）業種のチェンジ　
４）心のギアチェンジ
５）お客様との付き合い方
６）リーダーシップのあり方　
７）仕事のスタンス

結果は行動するから生まれます。良いことも悪いことも、もともとの自分の行動が原因となり生み出されているものです（＝因果応報）。そして行動は意識を変えないとなかなか変わらないものです。

ただし行動を生み出す意識は本来、一瞬で変えることができるはずのもののはずなのです。悪いと思うことを止め、良いと思うことを必ずやると意識することができれば、どんな人間も幸せに向かって突き進み始めるはずです。ところがそのように強く動く意識、意志を持つことは歳をとるとなかなか難しいものなのです。原因は過去の成功体験、変化への恐怖、現在持っているものを失う恐怖、未知の世界に飛び込む不安などなどでしょうが、歳をとればとるほど挑戦するということはとても難しくなるのです。

私は今年の１２月ですが５０歳になる歳ですので、７の仕事のスタンスを変えようと思っています。多くの後輩（特に中堅）が更に伸びる環境作りを積極的に行っていきたいと思います。また船井総合研究所の取り組みをよりわかりやすく情報発信していこうと思います。

クライアント企業への本年の訪問も始まっていますが、訪問先ではどの企業でも、今年どうしていくかを決めようと思っています。また、明日１３日は茨城県のスーパーマーケット協会の講演ですから中堅のスーパーを経営している各企業の経営者、経営幹部の人にさらに上記７つを業種にあわせてお話していこうと思います。ぜひ読者の方も今年、何を変えることにチャレンジするかを決めていただきたいと思います。

ほとんどの業種・業界がこのままではダメだということになってきているはずですし、成功企業であってもそういう企業こそ留まることのない成長を目指しているはずですから、やはりどちらにしても変えていかねばならないわけです。

私自身も研修会が終わってから、連休中に農業ビジネスを一緒にやっている仲間と今年どうしていくか、何に取り組んでいくかを決めました。新企画のアイデアもいろいろと出ましたのでこちらもお楽しみにしておいてください。個人的には仕事のスタンスも変えていこうと思ったので、キングジムのポメラとｉＰｈｏｎｅを購入しました。メルマガやツイッターをスカスカ動かしたいためです。まずは道具を変えてチャレンジです。

オバマ大統領のいうチェンジを他人事のように聞いていてはいけないのです。あるべき姿に向かって変えていく努力を始めることができるかが今年一年の成果を大きく変えるはずだと思います。