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時代の変化に身をすくめてはいけない

商売やビジネスの基本を船井総合研究所では時流適応といいます。その時流が大激変しているのが今というタイミングです。このようなタイミングに適応するということはとても勇気がいることです。

ところが歴史を紐解いてみても大激変時代に適応が遅れると遅れた企業や人は相当大変なことになったことがわかると思います。

「生き残る種というのは、最も強いものでもなければ、最も知的なものでもない。最も変化に適応できる種が生き残るのだ。」というチャールズ・ダーウィンの言葉ではありませんが、すばやく変化した方がよいのにずるずる問題を引き延ばしてしまうい、そのうちによくなるだろうと何も自分から変えていかないまま時代から取り残されてしまう存在になることが問題なのです。

私はこれまで多店舗展開をしている小売業の仕事を多くしてきたわけですがチェーンストア経営をすればするほどいったん悪化傾向になってしまったらやすやすとは上昇基調に戻ることはありません。低下傾向に歯止めをかけて再度上昇基調に戻すためには「店舗の構造」を変える必要があるわけでがこれはとても難しいことです。お金をかける、お金をかけないという問題ではなく品揃えと売場、売り方を抜本的に変えなければならないわけですが、その実行には入念な準備と実行にあたっての勇気が必要なのです。

大型店でなくてもこの大変化を日常の仕事の片手間で実施することはとても難しいわけですし、やるとなれば大事です。費用をできるだけ抑えるためには計画の練りこみが必要になるわけですからタイミングをみはからって一気にとりかからなければならないということなのです。

セルフ販売形式をとっていればとっているほど何もしかけなければ、低下傾向は収まらず、どうしようもないくらい売上低下するのが普通なことも忘れてはなりません。セルフ販売でないと思っていても特に専門的な接客販売に取り組んでいない、真の意味で顧客密着商法をとっていないと思える企業なら同じ意味になるはずです。

大政奉還、明治維新の波に取り残された武士たちのようになならいようにダメだとわかったら思い切った思想の転換と勇気をもった行動で現状を打開することが重要なことだと再度認識していただければと思います。

そういう取り組みを始めようと思っている企業が増えてきており、現状把握のための調査実施やアドバイスを求められることが最近は多くなってきていると感じています。

  • 作成:2009-09-15 (火) - 岡 聡コンサルタントブログ
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