(震災のためアップが遅れました)2011.3.1分
船井総研では最近、流行のマーケティング3.0の話がよく出ます。
マーケティング3.0とは
主導権 効果的営業手法
マーケティング1.0 メーカー プッシュ型
マーケティング2.0 小売 プル型
マーケティング3.0 顧客 コミュニティ型
社会環境が変化し、企業と消費者の価値観が大きく変わる中で、モノを売って利益をあげるという流れではなく、魅力的なコミュニティ(わかりやすく言えばファン組織)を作ってお客様が友人に薦めたくなるような自然な流れが発生し、結果として売上・利益が発生するというような流れがこれからのマーケティングの主流になるという話です。
これはフェイスブックやミクシィ、ツイッターに代表されるソーシャルネットワークが人気となる時代の中心のマーケティングです。顧客が顧客に紹介してモノが売れるという流れは、メーカーや小売があの手この手で販促や広告宣伝して売上作りに取り組むという形の古いマーケティングとは一線を画しています。結果として顧客も売り手も同じ土俵の中で共感しあう仲間という位置づけになっていくという流れです。
空白マーケットに攻め込み、早い者勝ち、一人勝ちを狙うマーケティングが通用しない成熟した市場における最強の正攻法といってもよい手法です。
このマーケティング3.0とモチベーション3.0を組みあわせ、社内で働く従業員を上手に動機付けし、世のため、人のために貢献できる仕事にワクワク取り組んでいく社風を構築した会社だけがこれからの勝ち組になっていくと船井総研の多くのコンサルタントは考えているわけです。そういう会社作りは、頑張っていれば自然とできてくるというものではありません。経営者が強く意識して、売った物勝ち、売り切りご免型の旧来の経営スタイルを否定するところから再スタートしなければならないのです。
そういうマーケティング3.0とモチベーション3.0の要素を持つ企業が空白マーケットに果敢に挑戦し続けるというような社風を見つけると、新規事業も次々に成功してしまうというような形が進んでいるわけです。ぜひ、マーケティング3.0の概念を身につけて、世の中の繁盛企業を見るクセ付けをされることをおすすめします。売場や営業ツールなどの形だけを真似してもうまくいくことが少なくなってきている時代の一つの応えだということがわかると思います。
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- マーケティング3.0の会社創りを意識せよ from 経営コンサルタント 岡 聡