(震災のためアップが遅れました)2011.3.8分
前回のマーケティング3.0に続いてモチベーション3.0のお話です。
モチベーション3.0とは
働く目的 動機付けの特徴
モチベーション1.0 生きるため 言われたことだけ食うためにやる
モチベーション2.0 アメとムチ やる気になるが持続しない
モチベーション3.0 世のため、 やる気になるまで人のために 時間がかかるが持続する
どんどん明確になる国際社会での地位低下や人口減の影響から、日本経済の将来が悲観される中、若者でさえ消極消費傾向が鮮明になり、保守思考が高まる中、企業が働く社員の生産性アップ、働き甲斐づくりを行うことがとても難しくなってきています。そのような成熟化社会の中でどう社員を納得させて強い会社を作るのか、強い店舗を作るのか、強い営業部隊を作るのかという命題の解が必要となっているわけです。
先日の船井総合研究所の経営戦略セミナーでは講師でお話をいただいたい九州のハローデイの加治社長は「食を通じて幸せをつなぎたい 笑顔を通じて心をつなぎたい」という考えで4つのポリシーを掲げています。
01)ハッピースマイル元気に笑顔
02)日々感動!!日々感謝!!
03)安全・新鮮・挑戦
04)縁する人を幸せに
これらのポリシーに基づいて感謝・感動・感涙経営のお話をいただきました。店舗巡回をして欠点の指摘をし続ける方法に疑問を持ち、徹底的に売り場や商品を通じて社員を褒め、自主性を重んじながらやる気を引き出す手法をリアルに語っていただき大変好調でした。また新入社員研修時にまずこれまで育ててくれた両親に給料3万円を前払いして感謝の気持ちを形にせよというハローデイさん独自の研修の話も参加者に大きな感動を呼びました。
何のために生まれ、何のためにいき、何のために仕事をしているのかを理解させ、社員の持ち味を引き出す手法はモチベーション3.0そのものでした。
セミナー終了後、別途わたしは対談もさせていたきましたのでこちらも近々リリースされます。ザッポスやハローデイで何が起こっているのか?を知ることはこれからの低成長時代の人使いのノウハウの本命なのでないかと思います。
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- モチベーション3.0の社員への落とし込み from 経営コンサルタント 岡 聡