【新しいことは業績が上がっているときに着手する】 船井流キーワード 148
業績の悪いときは判断を間違う。業績が悪いときというのは、自信がないので、どうしても主観的に物事をとたえてしまう。結果として、判断を間違いやすく、正しい意思決定ができない。これは「ついていないときの意思決定は、さらにつきを落とす」というつきの原理からも説明できる。逆に業績がよいときは、自信がある。それはついているということで、的確な判断もできるということ。正しい意思決定もでき、さらに業績が上がることになる。
岡の解説
リニューアルや出店、新事業着手などを計画するとき。最初はなかなか難しいなという話も、討議を続けるうちに、新しいことをやるのだから成功して当然という感じに捉えるようになります。いや捉えたいという願望なのかもしれません。投資に関しても”成功するためには相当の投資が必要だな”と考えるようになり、やがて投資するのだから成功して当然というような思考になりがちです。初めてのことなので不安を消し飛ばすためにもそう考えたいのでしょう。しかし客観的にみればおかしなことがわかります。新しいことが全て成功すると保証されていません。投資するから成功するとも保証されていません。さらに調子が悪いときにはすがる思いで計画を行うために”賭けにでる”ような気持ちにもなりがちです。人間が病気の時に悪いことを考えがちなように、企業も新しいことは本来は業績が上り坂の時こそ着手すべきことなのです。逆を言えば、新しいことに着手したいならば業績を回復させ、一人前の利益をあげられる大量をつけたときにスタートさせなければならないのです。
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