【8対10の心理効果の原理】 船井流キーワード 210
「競合力原理(3対1の攻撃の原理、4対10の守備の原理、10対8の利益の原理、2対10の安全の原理)はいわゆる統計的原則である。これらは、当事者が人間だからやる気とか自信などの心理的効果によって破られることもある。だがその限界は、下位者の力が上位者の8割まで達したときのみで、8割以下の力しかなければ、心理的効果はかえってマイナスに作用しかねない」ということだ。
岡の解説
人間が介在する戦いには心理的な要素が強く働きます。原理原則から考えるとそうなるわけはない場合でも、本来勝つはずの当事者が弱気になったり、迷いが出たり、苦手意識や引け目があったりすると負けてしまうことがあるわけです。そしてもっとも多くあるケースがトップが自分が率いる部隊や部下の信頼を勝ち取っておらず、兵自体がやる気がないという状態です。戦力はあるはずなのに戦意がとぼしければ勝つはずの戦いも勝てません。限界のケースは勝てないことがわかっている部隊のトップが追い詰められて捨て鉢の戦いを選び余計に損失を拡大させるというようなことです。トップが冷静に判断できないと部隊は頓死してしまうのです。
■船井幸雄先生の最新書籍
Trackback:0
- TrackBack URL for this entry
- http://oka.secret.jp/cgi-bin/mt-tb.cgi/416
- Listed below are links to weblogs that reference
- 【8対10の心理効果の原理】 船井流キーワード 210 #funai365 from 船井流成功法 by岡 聡