【経営のやり方】 船井流キーワード 321
激変の時代の戦略は二十年先を考え、十年先を考える。それから五年先はどうで、今はどうしようとかを考えるべき。情勢というのは、日々変わるものだから、一年も経つともう一度考えるほうがいい。毎年、毎年、それを考えながら、その場で進んでいきなさいというのが、経営のやり方というものだ。
岡の解説
企業は事業計画を立てます。通常は3ヵ年、5ヵ年程度の中期経営計画を立案し、その後、本年度の戦略と数値目標を策定するわけです。社会の変化が激しくなり策定した中期計画を実施しようとても外部要因である市場環境や市場構造が急変して変更をせざるをえないことも多くなってきています。だから10年先のことなどわからないという気持ちにもなりがちなのですが、市場環境がどう変化するというような読みをするより、マクロの視点で10年先、20年先、正しい方向性、社会や業界がよくなる方向性とはどいうものなのかを最終到達系発想で考え、そのゴールに向かってまい進するという姿勢を持つことがより重要になるのです。その上で、必要があれば目先の計画は臨機応変に変更すればよいのです。積み上げ式で3年先、5年先を考えても企業は本当に正しい方向に進めるとは限らないことに注意したいものです。
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