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2010年11月

【力相応の指示】 船井流キーワード 259 #funai365

【力相応の指示】 船井流キーワード 259

部下がなかなかいうことを聞いてくれない。それは、君が一人ひとりが自分で動けるような力相応の指示を出していないからだ。

岡の解説
部下やメンバーを動かすというテーマに悩みを持っている人が多くいます。動いてくれない原因は、その指示を受けた人が自分と同じ考え方や判断をできないからです。生きてきた環境も知識も経験も違う人間が同じような判断をして動くと考え、甘い指示をだすと結果として自分が期待した動きをしてくれないという結果になる場合が多いわけです。ですから指示を受ける人の状態に合わせて迷わず動けるような具体的な指示を与えることが大事なのです。その人の状態に合わせた指示を出せないと部下を動かし、部下を育てることは難しいはずなのです。

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【迷うことはやらない】 船井流キーワード 260 #funai365

【迷うことはやらない】 船井流キーワード 260

迷うということは、自分の良心からいって、そこに何らかの雑音があるというか、純粋に真心から進んでできない何かがあるということだ。少なくとも、心からすすんでできないようなことはしないほうがいい、ワクワクすることだけをしていけば間違いがない。

岡の解説
何でもできるだけワクワクすること、確信があることをやりきることが重要です。物事はテーマをしっかりと検討し、解決すること、実践することの目的、本質、急所は何かをしっかり把握して行動することが重要だと思いますが、その過程をへて迷いがあるなら、よほどの理由がない限りやらないほうがいいはずです。また視点を変え、迷うことをワクワクするやり方に変えること、どうせやるならワクワクするレベルまでやることを考えることも重要でしょう。

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【人生の目標をお金や物ではなく自分の使命に】 船井流キーワード 261

【人生の目標をお金や物ではなく自分の使命に】 船井流キーワード 261

人生の目標をお金や物ではなく、自分の使命に見出していくことだ。これは価値観を物質ではなく、自愛的発想の中に求めると言うことだ。良心との対話のすえに、脱エゴ的発想を体現することが完全にできるようになった人間は、真の自由になる。さまざまなこだわりから解放され、自己の本質が命じるまま、あるがままに生きることがかのうになる。

岡の解説
よく考えてみるとお金や物を持つことイコール幸せではないということがわかります。もちろんお金や物がないと幸せ以前に生きていくことが難しくなることも事実です。しかしイコールではないわけです。お金をもっていても物を満ち溢れるほど所有していても幸せでない人はいるわけです。本当の幸せは何かをやりとげたり、社会に貢献したり、他人を助けること、家族や仲間と共に楽しく過ごす時間を持つことから産まれるはずです。ですから、お金や物もそういうことを実現するための手段として考えた方がよいのでしょう。そして結局は自分がどうなりたい、どうありたいかを知ることが重要で、本当は何を求めているのかをハッキリさせ、その実現に使命感をもって取り組むことこそが重要なのでしょう。

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【勉強の三原則】 船井流キーワード 262 #funai365

【勉強の三原則】 船井流キーワード 262

勉強とは知らないことを知るためにするもの。この広い意味での勉強の方法は、大きく三つに分けることができる。
まず、本を読むこと。それから人の話を聞くこと。最後が、実際に経験すること。

岡の解説
もっとも大切な勉強は体験することです。情報化社会になると、本を読むことの意味は大きく変わってきました。本を読むがネットでほぼ無料に近い形で閲覧するということになってきています。しかし検索でいくら情報収集しても実際に詳しく知っている人からコツを聞くと情報の意味は全然別のレベルに見えてくるはずです。そして実際に自分で体験してみると目で見た情報、教えてもらった情報とは違うレベルの学びがあるのです。得に自分が普通に実践できるようになろうとするためには、やってみないと始まりません。例えば情報が溢れる時代に豊富な観光地の情報を見たり、聞いたりしても実際に行ってみて、現地で得る情報の量とレベルは天と地ほど違うということなのです。

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【信頼関係を築く方法】 船井流キーワード 263 #funai365

【信頼関係を築く方法】 船井流キーワード 263

信頼関係を築くいちばんの方法は、相手がいちばんしてほしいことを、相手がいちばん喜ぶ方法で、そして相手が一番望んでいるときにすることだ。これを可能にするのも、相手に対する思いやりであることは、いうまでもない。

岡の解説
ビジネスにおいて、そして人生においても成功法は、応援者やファンをつくりという事につきます。では、どのようにファンを創るかです。その前提はまず信用、信頼してもらうことです。信用、信頼をおいてもらえない人は豊かになることはできないはずです。信用は嘘をつかない誠実に対応するということがベースとなります。しかし信用以上の信頼、つまり頼りにできる状態を作るためには自己中心に物事を考えるのではなく、徹底して相手思考(お客様思考)で、相手が望むことを先回りし、気をきかせて実行することが重要となります。自分だったらどうして欲しいかということを相手の立場にたって考えるクセ付けをすることが重要でしょう。

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【大きく成長する人】 船井流キーワード 264 #funai365

【大きく成長する人】 船井流キーワード 264

いくら能力が高くても、それだけでは伸びない。能力を開花させるには、やる気と、それを前に押し出す素直さや物怖じしない姿勢が必要だ。これらを兼ね備えた人こそ、将来、大きく成長する人といってよい。

岡の解説
大きく成長する人=人間力と人間性が高まった上で運をつかみ成功する人が成長した人だと言ってよいはずです。運をつかみ成功するためにはいつチャンスが回ってきてもよいように普段から備え、チャンスをつかもうと意識しておくことが重要です。チャンスがあれば物怖じせずにチャンスをつかみたいと手をあげて渡来することが重要です。遠慮ばかりしていてはチャンスをつかみそこねたり、逃してしまったりすることになるでしょう。人生は決断=やると決めることで一瞬でが変わっていくものだということを理解しやる気を素直に表すこと、勇気をだして手を上げることが重要でしょう。

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【ツキを呼ぶコツ】 船井流キーワード 265 #funai365

【ツキを呼ぶコツ】 船井流キーワード 265

「ツキを呼ぶコツは、まず行動すること」だ。つまり、思ったことは、すぐにやってみる、これも「即時グセ」の一つである。頭から「無駄だ」「無理だ」と決めつけることなく、「つべこべ言わずに、やってみよう」と思うことが大切なのだ。実際にやってみることで、そしてあきらめずにつづけることで、ふと、昨日できなかったことができるようになる。人の能力は面白い。続けることで加速度がつく。

岡の解説
運を開く、ツキを呼びこむためには良い話だと思ったことはすぐにやってみようと思うことが重要です。逆に悪い話だと思ったらすぐにやめようと思わなければならないのです。行動しないと結果はでないものです。頭でいくら良いことを考えていても行動しなければ何も変わらないはずです。良い話だとおもったら、自分なりにベストの方法を考えてまずやってみましょう。「できるか」「できないか」ではなく、まず「やってみる」ことが重要なのです。逆を言えば良いと思うことを実際にやってみる勇気が、未来を切り開き、ツキを呼び込むはずなのです。

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【人に好かれる努力】 船井流キーワード 266 #funai365

【人に好かれる努力】 船井流キーワード 266

①自慢しない
②「私が、私が」と過剰な自己主張はしない
③他人を認め、褒め、受け入れる
④他人を否定したり、けなしたりしない
なるべくいいところを見つけるクセをつけて、できる限り広い心で人と接する。そうすれば、人は喜んで聞いてくれるようになる。

岡の解説
通常、人は自分の話を聞いて欲しく、他人の話を聞くのはあまり好きではありません。だからこそ他人の話をまず聞く努力をすることが大切です。自分が話をしたい時ほどまずは他人の話に耳を傾け、受け入れることが重要なのです。その上で、認め、褒めることが重要なのです。できるだけ広い心で他人と接する人は好かれやすくなり、人に好かれやすい立ち振る舞いを続けていると成功しやすくなものなのでしょう。自分中心に世界が回っていると思わない、自分中心に世界を回そうと思わないことが重要です。過剰に自己主張しなくても自分に力がつけば自然と主導権はとれますし、話の中心に立つことはできるはずです。

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【過去の業績やプライドを捨てる】 船井流キーワード 267 #funai365

【過去の業績やプライドを捨てる】 船井流キーワード 267

プライドをもつことは大切であるが、自分を苦しめるだけのプライドはどこか歪んだ、不健全なプライドと言わねばならない。もちろん、一度築き上げたものは、自分ががんばった結果であるほど、手放しにくい。しかし、それが、意地や見栄といった強固なこだわりと化しているのなら、むしろ、それを手放すことで、新たな可能性が開けてくる。

岡の解説
人間は過去に生きているのではなく、今と未来に生きているのです。だからこそ、過去に引っ張られて明るい未来を歩めなくなるのはとても不幸なことです。ゼロベースで自分がどうありたいのか、何を本当はしたいのか、それはなぜなのかを考え、本当になりたい自分を自分の手で作っていくことが重要なのでしょう。そのためには過去は生ごみと考えて潔く捨てるものは捨てたほうが良いのでしょう。

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【知らないことを否定しない】 船井流キーワード 268 #funai365

【知らないことを否定しない】 船井流キーワード 268

知らないことを否定しないことだ。あるかもしれないし、ないかもしれない。それを最初から否定するというのは、自ら色眼鏡をかけ、多くの学ぶ可能性を閉ざしてしまうことだ。世の中には、常識や固定観念の範疇で説明できないような、びっくりするようなことが、たくさんある。だからこそ、知らないこと、わからないことに対して心を閉ざさないことが、大切なのだ。

岡の解説
人は成長するにあたって人は知識を増やしていきます。ゼロ段階から学びをはじめ、どんどんと情報、知識を吸収していきます。しかし世の中は広く、一人の人間が知っていることは小さな範囲にすぎないはずです。しかし成長するとわかったようなつもりになって、過去の知識や経験、信念などの範囲からはずれるものを徐々に認めなくなるようです。それでは成長はありません。頭から否定するのではなく、無知の知を知り、より多くの事に好奇心を持ち、そういうことがある、そういうものがあるということを学ぶ姿勢を保つことが重要なことなのです。

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【大きく成長する人は、やる気を素直に表す勇気のある人】 船井流キーワード 269 #funai365

【大きく成長する人は、やる気を素直に表す勇気のある人】 船井流キーワード 269

いくら能力が高くても、それだけでは伸びない。能力を開花させるには、やる気と、それを前に押し出す素直さや物怖じしない姿勢が必要だ。これらを兼ね備えた人こそ、将来、大きく成長する人といっていい。

岡の解説
どんな人にも何らかのチャンスが訪れることがあるものです。そういうチャンスを目の前にした時に、思い切って飛び込み、大胆にチャレンジできる人と、遠慮をしてしまって遂にはチャンスが通り過ぎてしまう人がいます。また、せっかくのチャンスの時に、ちょろちょろ動いているだけでは大きな成果が出ません。大きなチャンスは成し遂げると大きな成果が出るものです。そもそもチャンスというものは大きなハードルかもしれませんが、ぜひとも飛び越えたいものであるはずです。らくらく飛び越えられるものは大きなチャンスとはいえないでしょう。周囲の人がチャンスをお膳立てしてくれたとき、その順番が回ってきたときに勇気を出して飛び込めないととても損な人生になり、成長も実現できないのです。

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【大きな苦労を背負う人は、それだけ大きな使命をもっている】 船井流キーワード 270 #funai365

【大きな苦労を背負う人は、それだけ大きな使命をもっている】 船井流キーワード 270

自分の長所を伸ばしていくと、自分がこの世で果たすべき使命が見えてくる。また自分の良心に素直にしたがっていくと、やはり与えられた使命が見えてくる。自分の役割と使命を見極めた人にとって、苦労は苦しみではない。

岡の解説
同じ状況でも苦労だと思うか、楽しいな、幸せだなと思うかは、その人の人間としての大きさ=力と、心の持ち方だと思います。なぜなら世の中を見渡してみると、自分には厳しい、苦しいと思うようなことをらくらくとやりこなしニコニコしている人もいるからです。人生のやりがいは他人に対して、世の中に対して、そして自分に対して誇れることを成し遂げるかどうかにあるはずです。そう考えれば大きな苦労も、乗り越える楽しみです。そういうチャンスをもらえる人はそう多くないないはずです。何事もない人生よりも、苦労を跳ね返すチャンスをもらっている人生の方が奥深く、味があるのではないでしょうか。

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【わがままな「自由」と、世のための自由】 船井流キーワード 271 #funai365

【わがままな「自由」と、世のための自由】 船井流キーワード 271

自由には二種類ある。一つは、エゴ型の自由だ。これは、自分さえよければいいという、独りよがりの自由だ。単なるわがままといってもいい。もう一つの自由、エヴァ型の自由は平たくいえば、信頼型の自由だ。自分たちのことだけを考える自由ではなく、世のため、人のために役立つような自由だ。そのために、自分で学び、考え、道をひらいていくような自由がエヴァが他の自由なのだ。

岡の解説
船井流では、人間はより自由に生きたほうが良いと考えるわけですが、その自由はエヴァ型の自由のことです。つまり他人に迷惑をかけない範囲で自由に生きることが重要なわけです。できれば、自由に生きながらも他人に対して迷惑をかけるということの反対、他人に対して、世の中に対して貢献することができれば素晴らしいことは間違いないはずです。他人の目を気にせず、自分に制約を設けず、自由に生きながらも世の中に貢献できる力をぜひ持ちたいものです。

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【常にプラスになる人間関係が「和略」】 船井流キーワード 272 #funai365

【常にプラスになる人間関係が「和略」】 船井流キーワード 272

相手に与える喜びを「与欣量」、相手に与える辛さの良を「与辛量」とし、与欣量から与辛量を引いたとき、プラスになる関係を「和略」と呼ぶ。

岡の解説
世の中は人間関係づくり、そのスタートはコミュニケーションでできています。例えばお客様はプラスの関係が築けると考える取引先からしか商品を購入しません。そのためにどうすればプラスの関係ができるかを考えねばならないわけですが、それはコネとか賄賂とか熱意というような狭い範囲でとらえるのではなく、まず相手とプラスになる関係を結ぶという意識を持つことが重要です。そうすれば競合を排除したり、力で押さえ込まずに思う成果を得ることができるはずです。そのスタートであるコミュニケーションにおいても、相手の気持ちを良くする、心地よくする会話を多くすること。そしてその内容も相手の役に立つ内容であることが重要です。つまりコミュニケーション自体をお得意先目線、お客様重視で組むことが重要なのだと思います。

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【和力】 船井流キーワード 273 #funai365

【和力】 船井流キーワード 273

和力とは人間の持つ徳力とか恵力とか連帯力とか呼ばれるさまざまな力を、会社や家庭の人間関係に使っていくことにより、調和のとれた人間関係を築いていこうという考え方である。

岡の解説
一体感のある関係、仲良しの関係を作る。少なくともギスギスした敵対した関係にしないという力を和と作る力として和力と考えます。その和力を構成する要素には人間として徳を積むこと~あの人は素晴らしいと認められるだけの行動や考え方を持つこと、相手の気持ちや心を推し量り、相手の立場にたった行動ができること、そもそも一緒に事に取り組もうという情熱を持つことなどの要素が組み合わさったものだと考えるべきなのでしょう。単に相性の問題や好き嫌いととらえるだけではメンバーの組み換えでしか和は生まれなくなります。力を付ければ和を産むことができるはず、力がなければ和を産むことが難しいという発想を持つこともとても重要なことです。

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【カスタマー・リレバンシー(Costomer Relevancy)】 船井流キーワード 274 #funai365

【カスタマー・リレバンシー(Costomer Relevancy)】 船井流キーワード 274

カスタマー・リレバンシー(顧客親和性)とは、「顧客と共にあること」であり、顧客の言葉で話すこと」。つまり「お客様の立場や目線に合わせて、接客や説明をせよ」という意味でもある。

岡の解説
従業員自身が自分のやりがいや満足を得て、より「お客様のため」になろうと考えないと真の顧客満足は実現できないと考えられます。従業員満足という前提がない顧客満足は長続きしませんし、いずれ綻びが出るはずです。前提となる従業員満足が実現されたとして、次に取り組むべきは従業員とお客様の親和性になるのです。親和性無きところに真の顧客満足は産まれ得ないはずなのです。そのためには「お客様と共に」「お客様と友に」ということを意識してお客様の気持ちを理解し、真の気持ちに対応し喜んでいただくことを考える風土を作らねばならないのです。

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【経営理念】 船井流キーワード 275 #funai365

【経営理念】 船井流キーワード 275

従業員と経営者の間には、さまざまな隔たりがある。その隔たりを埋めるには「経営理念」の存在が大きな役割を果たす。経営者の頭の中には、さまざまな「将来ビジョン」や「事業スタンス」があり、「わが社の従業員にはこういう行動を取って欲しい」という思いがある。これらを社内の末端まで正確に伝えるために「共通言語」として簡潔にまとめたのが経営理念なのだ。

岡の解説
家業的な経営を続ける事業者は経営者自身が考え、そのまま自分中心に動くため、考え=理念と行動は一体化したものになります。しかし会社が生業、家業から成長し、企業化を志向すればするほど、新しい仲間が増え、その意識と行動をマネジメントすることが難しくなります。同時に経営者と社員との接点、コミュニケーションは1人、1人レベルでは希薄化するはずなのです。そこで経営者が常々言ってきたこと、やってきたことを今の従業員にも同じようにやってもらうためには、端的に説明する”言葉”が必要になるのです。その根本が経営理念であり、次に行動基準となるのです。また同時に仕事で使う用語に関しても取り違いを少なくするために社内用語集としてとりまとめた方がよくなります。

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【人間力の二つの要素】 船井流キーワード 276 #funai365

【人間力の二つの要素】 船井流キーワード 276

人間力の根底は「よい癖の積み重ねること」であり、二番目の要素は「些細なことやくだらないと思えることでも確実にこなせること」。この二つの根本的な人間的要素のうえに、判断力や企画力、発想力などのスキルが重なって、ビジネスマンやコンサルタントとしての信用や風格が形成されていく。

岡の解説
人間力とはすなわち、普段コンスタントに出力することができるその人の基本的な能力の高さをいうものだと思います。基本的な力の上に専門的な業務を行う力がさらにのってくると考えれば、基本的な人間力の形成や保持が重要だということもわかります。そのためには世の中や社会、組織で求められる「当たり前のことを当たり前のようにやりきる」能力を身に付けることが重要です。最初はもちろん何の力も持っていないわけですから、自分を導いてくれる師の教えをまずは信じ、些細なことを求められる水準でこなしていく癖付けを行うことが必要です。癖付けとはやらされ感覚や苦痛を伴わずに自然にできることをいいます。当然、初めての物事を行う初期段階には苦痛がともなうことだと思いますが、癖付け=良い習慣として身に付くまで繰り返しして覚えることが重要なのです。

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【モノより想い出】 船井流キーワード 277 #funai365

【モノより想い出】 船井流キーワード 277

際限のない消費に飽きた人々は、お金で買えない「コト」のために「モノ」を買うようになる。「あれが欲しい、これが欲しい」の時代ではなく、「想い出をつくるために、何かを買う時代」に入ったといえる。現代は、「モノ」を売る側も、お客様がその商品を買うことによって得られる「想い出」や「コト」が何であるのかを、きちんとイメージしておく必要がある。

岡の解説
どんな人がどんな場所で、どんな時に何をしようとしているのかを知ることはマーケティングにおいてとても重要なことです。その人は何をすることによって、何を得ようとしているのかをイメージし、そ物語をビジュアルに表現した売場作りは単なるモノ売りの売場から一歩超越した売場になります。キャンプ用品を買うのはもちろんキャンプに行くためですが、それはアウトドアで家族や友達と楽しい時間を持ちたい、きれいな空気と景色の中で普段は動かさない体を動かして充実した時間をもちたいというような潜在的な欲望があるはずです。ワクワクするコト、楽しい時間を想起させる売り方無しにはモノは売れにくい時代になってきたと言えるはずです。

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【前任者からの業務の引き継ぎの留意点】 船井流キーワード 278 #funai365

【前任者からの業務の引き継ぎの留意点】 船井流キーワード 278

1.自身の働き振りを通してみなからの「信頼」を得られるよう、真摯につとめること
2.前任者のやり方を否定しないこと
3.前任者のやり方を踏襲するだけでなく、正すべきところは正す「勇気」をもつこと

岡の解説
自分が責任者になった時、新しいやり方に挑戦して「変わった」ことをアピールしたくなるものです。組織や企業は成長しなければなりませんから当然のことです。しかし組織や企業は「一体化」なくしては機能を発揮して活動し利益を生み出すことは難しいものです。まずは自分が責任を持つ組織や企業から信用、信頼されることが重要です。また、過去を否定すると今その活動に取り組んでいる組織や人を否定することになるため、過去全体を否定するのではなく「これから変えていくこう」と宣言することの方がスムースにいくようです。そして「変える」ことを目的にすると表現し説明するのではなく「皆が良くなる方向に変える」ことを目的に仕事をしていくことを丁寧に説明していくことが重要なのでしょう。

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【顧客の心を動かす五つの属性】 船井流キーワード 279 #funai365

【顧客の心を動かす五つの属性】 船井流キーワード 279

1. 価格
2.商品力
3.サービス
4.購買経験
5.アクセス
この五つの要素のうち最低一つは圧倒的一番になり、次の一つは差別化をはかり、残りの三つで業界に対する顧客の基本的期待感を満たしていなければなりません。

岡の解説
競争に打ち勝つためには五つの要素をそれぞれ高めてお客様を引き付ける視点が重要です。五つの要素はすべて顧客が期待する平均的なレベル以上に保ち何かの部分で一番の部分を作り目的となりやすい状態を作ると共に、一般的な店とはまったく違う要素を持ちえれば常に鮮度感ある興味を持たせることが可能となります。特に重要な要素の一つが購買経験です。店での買い物が楽しく、記憶に残る経験となることはモノからコトに購買動機が変わる中でとても重要なことなのです。飲食業・サービス業などではその店にいけば驚くほどのレベルの経験が味わえるということはとても重要な要素となるはずです。

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【何事も集中的にやらなければ、「筋肉」と「能力」はつかない】 船井流キーワード 280 #funai365

【何事も集中的にやらなければ、「筋肉」と「能力」はつかない】 船井流キーワード 280

何事も集中的にやらなければ、「筋肉」と「能力」はつかないものだ。何事も数を多くこなせば、非常に質の高い仕事ができる能力が身についてくる。仕事量に必要な「能力」と筋肉がついてくれば、独自のペース配分ができるようになるものだ。新入社員は「能力」と「筋肉」が身につくまでは、とにかくがむしゃらに仕事をこなすことが大前提だ。仕事のスキルに筋肉がついてくると、仕事をすることが一番楽しいことになってくるものなのだ。

岡の解説
能力をつけるためには一定期間、集中的に勉強することが重要だという視点が重要です。つまり自転車に乗れるようになるためには乗れるようになると決意して転んでも転んでも何度も挑戦することが重要です。たまに練習して乗れるようになるはずがありません。同様に資格取得でも技能の習得でも毎日、毎日集中して朝から晩まで考え、勉強することが重要です。集中しないと忘却の方が多くなり知識もたまりませんし、自信もつきません。集中してあれだけやったのだからという自信も馬鹿にはなりません。集中すれば筋肉はつくはずなのだから、心配せずにまずは取り組んでみるという気概こそが重要な視点なのではないかと思います。集中してやった経験のない人はぜひまずは集中してやってみて、集中するクセ付けに取り組んでみてください。

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【理念がお客様をその気にさせる】 船井流キーワード 281 #funai365

【理念がお客様をその気にさせる】 船井流キーワード 281

購入の際の選択基準は、そのメーカーや販売店がもつ「理念」や「ストーリー性」だ。消費者はモノの背後に存在する「情報」に付加価値を見出し、そこに作り手(売り手)の「理念」を感じ取れば、高額な対価を支払うことを厭わない。製品が単なる「モノと価格の集合体」だとすれば、ここに「サービス」と「情報(ストーリー性・こだわり)と「理念」を加えたのが商品である。理念はお客様の購買基準になる。

岡の解説
自分が今まで見たことがない、使った経験がないような新しい商品に心がときめき毎日の買い物と生活がとても楽しかった時代は先進国においては終わろうとしています。逆にモノがあふれ生活に新鮮味をどう付加するかが問題になってくるようです。そういう時代にモノを売るには製品を商品ととらえてお客様目線で購買動機を作り出すことが重要です。そこで重要になるのが情報です。その情報は単なるスペック表示ではなく”なぜその商品を創りたかったのか(売りたかったのか)、なぜその商品をお奨めしたいのかをわかりやすいストーリーとして表現することが重要です。その原点はものづくり、販売の原点である自分たちの「理念」なのだと言えるでしょう。

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【社内でのコミュニケーション】 船井流キーワード 282 #funai365

【社内でのコミュニケーション】 船井流キーワード 282

社内でのコミュニケーション
1.会議 多数でフォーマルな意見を交わす場
2.討論 一対四とか一対六で上司の本音を語る場
3.対話 第三者のいないところで一対一で部下の本音を聞く場
  3-1)カウンセリング 人の悩みをなくしてあげること-徹底的に話を聞いてあげる
  3-2)コーチング   「その人が望むところまで送り届ける」という意味

岡の解説
組織は一体化した方が大きな成果が出るものです。そしてその一体化のスタートはコミュニケーションを良くする事につきます。コミュニケーションが悪くて一体化すること、成果がでるということはありえないことなのだと思います。ここで大切な視点はコミュニケーションはその時に求められているもの、話をする相手の状況によって変化させなければならないと言う視点です。つまり上司がワンパターンのスキルしかなければ、メンバーの状況に応じた効果的なコミュニケーションが図れないということです。会話の中から大きな気づきや働く動機を得られるか、自分自身で答えを見つけられるか、自分自身でハードルをクリアすることの重要性とその方法、アイデアを形作ることができるか。それらは上司のコミュニケーション・スキルに大きく影響されるもののはずなのです。

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【極意を追求する】 船井流キーワード 283 #funai365

【極意を追求する】 船井流キーワード 283

「極意」とは「神の領域」のことを指し、そこへの到達を目指して努力した結果、最も近いところに到達した地点が「境地」である。「境地」と「極意」の「間隔」を限りなく縮めるために、自分のスキルを磨き続ける努力を怠らない人が一流としてお客様に認められる。

岡の解説
ここでいう「極意」とは超一流のことです。超一流の人はお客様の期待を超え、感激、感謝、感動される状態を作り出せます。一流の人はお客様の期待通りの結果を出せる人です。二流の人はお客様の期待に応えることができない人のこと。成長を志す人は超一流の「極意」をもとめ日々努力する人です。ゴールに超一流を求めるのか、一流までしか求めないのか、それを決めるのは自分自身なのです。

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【仕事】 船井流キーワード 284 #funai365

【仕事】 船井流キーワード 284

仕事とは、「知識と能力のインプットゲーム」だ。このインプットタームにいかに真剣に取り組むかによって、歳をとってからの生き方に大きな差が生じてくる。より高いアウトプット・パフォーマンスを望むなら、より多くのインプットが必要なのは当然のことだ。

岡の解説
人の能力は脳力ともいわれます。しかしその脳を数パーセントしか活用されていないとも言われます。つまり年齢に関係なくキャパシティに大きな余裕があるということです。まさにアタマは使えば使うほど良くなるものということです。大きな仕事をやり遂げることを普通望みます。しかしよく考えると大きな仕事をやり遂げるには高い能力が必要なはずです。大きなアウトプットを望むなら大きなインプット、多くのインプットが必要であることを忘れてはいけないのです。

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【本物の人間の見分け方】 船井流キーワード 285 #funai365

【本物の人間の見分け方】 船井流キーワード 285

1.物欲がほとんど無い
2.天地自然の理にしたがって生きている
3.愛情や思いやりにあふれている
4.知性的である

岡の解説
人間力と人間性を高めることがヒトが産まれ、生きることの使命と考えることができます。そしてより高い次元の人間へと成長していくことが重要です。ある分野において超一流かつ高い人間力、人間性を持つヒトを本物人と考えるとよいと思いますが、それらのヒトは自己中心的な生き方をしていません。常に他者貢献、社会貢献、環境貢献、地球貢献を意識して生きているようです。ヒトは小さな存在ですが勉強しアタマを良くすることでそのようなことが可能になるようです。そしてその四条件を見ると実は誰にでも挑戦できるテーマであるということもわかるはずです。

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【本物の生き方】 船井流キーワード 286 #funai365

【本物の生き方】 船井流キーワード 286

人が行動を起こす上で絶対に必要なのは、「わくわくするのが一番効果的で正しい」。つまり本物の生き方というのは「わくわくする」ものだということだ。ただし、わくわくしてもミクロな目先のことや競争の勝ち負けなどにうつつを抜かすのは、やはり精神的に未成熟なのだ。

岡の解説
本物の生き方とはつまり、自分自身わくわくすることに取り組んでいることであり、お客様や仕入先、自分の周囲の関係者もまきこみ、わくわくさせる生き方なのだと思います。ですからより高いレベルの本物の生き方はより多くの人をわくわくさせる力強い生き方をすることなのだと思います。力をつけ勝ち負け以上に善悪で物事を判断し、より多くの人をわくわくさせることを意識して努力することが正しい生き方なのだと思います。

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